中小企業新事業進出促進補助金 第1回
お知らせ
補助金の概要
本補助金は、既存事業とは異なる新市場や高付加価値事業への進出を目指す中小企業等を対象に、設備投資やシステム構築などの初期費用を支援する制度です。補助率は1/2で、企業の規模(従業員数)に応じて補助上限額が設定されています。
補助上限額(括弧内は賃上げ特例適用時):
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従業員数20人以下: 2,500万円(3,000万円)
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従業員数21~50人: 4,000万円(5,000万円)
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従業員数51~100人: 5,500万円(7,000万円)
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従業員数101人以上: 7,000万円(9,000万円)
賃上げ特例は、事業終了時点で「事業場内最低賃金+50円」および「給与支給総額+6%」を達成した場合に適用され、補助上限額が引き上げられます。
補助対象経費
補助対象となる経費は以下の通りです。
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機械装置・システム構築費
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建物費(新築・改修等)
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運搬費
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技術導入費
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知的財産権等関連経費
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外注費
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専門家経費
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クラウドサービス利用費
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広告宣伝・販売促進費
これらの経費は、補助事業の遂行に必要であり、かつ補助事業に専ら使用されるものである必要があります。
公募スケジュール
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公募開始: 2025年4月22日(火)
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申請受付開始: 2025年6月頃(予定)
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公募締切: 2025年7月10日(木)18:00(厳守)
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採択結果公表: 2025年9月下旬(予定)
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交付決定通知: 2025年11月上旬~中旬(予定)
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事業実施期間: 交付決定日から14か月以内(ただし採択発表日から16か月以内)
申請には「GビズIDプライムアカウント」の取得が必要です。取得には1週間程度を要するため、早めの手続きをお勧めします。
申請要件と注意点
申請にあたっては、以下の要件を満たす必要があります。
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新事業進出要件: 既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出であること。
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付加価値額要件: 年平均4.0%以上の付加価値額の増加を目指すこと。
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賃上げ要件: 従業員の給与を2.5%以上増加させる計画があること。
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最低賃金水準要件: 都道府県の最低賃金+30円以上を維持すること。
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ワークライフバランス要件: 一般事業主行動計画の策定・公表が必要。
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金融機関要件: 金融機関等から資金提供を受ける場合、確認書の提出が必要。
注意点:
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事業計画書は申請者自身が作成する必要があります。外部支援者による作成は認められません。
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補助事業により取得した財産は、原則として補助事業に専ら使用される必要があります。他の用途に使用した場合、補助金の返還が求められることがあります。
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補助事業完了後5年間は、事業化状況報告書の提出義務があります。
まとめ
「中小企業新事業進出促進補助金」は、中小企業が新たな市場に挑戦する際の強力な支援策です。補助金の活用により、設備投資や販路開拓などの初期費用を軽減し、事業の成功確率を高めることが期待できます。申請には準備が必要な要件や書類が多いため、早めの対応が重要です。詳細な情報や申請方法については、公式ウェブサイトをご確認ください。(https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/)